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山下 文佳
建物内部へ水が侵入する現象は、雨漏り、すが漏れ、水漏れの3種類があり、それぞれに原因が異なります。
このページでは、それぞれの特徴と原因についてご紹介いたします。
建物内部へ水が侵入する現象は、雨漏り、すが漏れ、水漏れの3種類があります。
雨漏り | すが漏れ | 水漏れ | |
---|---|---|---|
起因 | 雨 | 雪 | 生活水 |
侵入経路 | 屋根・外壁 | 屋根 | 排水管 |
原因 | 破損、施工不良、老朽化などの不具合 | 雪解け水の再凍結 | 破損、施工不良、老朽化などの不具合 |
雨漏りは、雨水が建物の外部から内部に侵入している状態を指します。
雨が降っている日やその翌朝などに、室内壁のシミやカビ、水滴の落ちる音などで気付く事が多いですが、初期段階では室内に症状が出ることは少なく、目に見える症状が現れるまで時間がかかるケースが多いです。
中期段階になると、室内の天井や壁、床などに症状が出てきます。
雨漏りの原因は、建物のの設計ミスによる施工不良、目地やサッシ廻りのシーリング、防水等の経年劣化、や外壁の破損などがあげられます。
「すが」とは東北地方の方言で「氷」という意味で、氷や雪が屋根に積もり、そこから水漏れが起こる現象を「すが漏れ」と言います。
すが漏れは、室内からの熱や日光によって、屋根や軒先に積もった雪が溶けて水になり、再凍結することで発生します。再凍結した水は、水の流れをせき止めて屋根の隙間から室内へ水が浸入します。
雪の多い東北地方や北海道で発生する現象で、東海地方のような雪の少ない地方では発生しません。そのため、すが漏れは、全国的に知られているものではありません。
すが漏れの原因は、雪が溶けて水になって再凍結することで発生します。水が再凍結する際に、屋根の隙間を塞いで水の流れを止めます。水の流れが止まると、その部分に水が溜まり屋根の隙間から水が内部へ侵入する原因になります。
水漏れは、給水管や排水管等から生活用水が漏れてしまう事を指します。
給水管からの水漏れは、水道を使っていない状態でもメーターが回っていたり、水道料金の請求が異様に高くなってしまっている事が多いです。
排水管からの水漏れは、雨が降っていないのに基礎などにシミが出来たり、キッチンや洗面の収納部が湿気ったり臭いがするといった現象が起こります。
水漏れの原因で、最も多いのは配管の老朽化で、配管の亀裂や接続部の緩みなど原因は様々です。リフォーム工事や新築工事の際の施工不良が原因になる場合もあります。
建物内部に水が浸入する現象は、一般的に雨漏れだと解釈されがちですが、すが漏れや水漏れの場合もあります。
どのケースにおいても原因を明確にし、それに対しての対策を早期に打つ事が大切です。
建物内部に水が浸入している状態は、建物の天敵といえます。おかしいと思ったら、まずは診断だけでも気軽にご依頼いただくことが、大切な家を守る第一歩かと存じます。