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島津 奨
レンガは、本物のレンガとレンガ調の2種類があります。それぞれに特徴があり、劣化症状や補修方法が異なります。
このページでは、それぞれの特徴、劣化症状と補修方法、補修料金を紹介しています。
レンガの外壁は、本物のレンガを使用している外壁と磁器タイルや軽石を接着させてレンガ調にしている外壁の2種類があります。
本物のレンガは、粘土に泥・砂などを加え練った材料を、型に入れて乾燥、もしくは素焼きした建築材料の事を指します。
一般的には、赤茶系が流通していますが、グレーや白系など様々な色があります。また、目地の色も黒や白など、様々な色があり見栄えが大きく変わります。
レンガに穴をあけて積み上げてから、鉄筋を通して固定し、最後に目地を左官仕上げます。
サイディングやALCに比べて費用が高価なので、外壁材としてのシェア率は低いです。
本物のレンガは、陶器と同じ無機物なので、紫外線による劣化がほとんどありません。そのため、塗装を施す必要がありません。仮に塗装をしても、密着性が悪くすぐに剥がれる危険性が高いです。
劣化症状は、ヒビ割れや苔の発生・目地の剥離や欠損などが現れます。レンガ用パテ埋めでの補修や、目地を左官で部分的に補修し対応します。
補修すると部分的に新しくなるので、古い箇所と新しい箇所がツギハギ状態になり、意匠性が変わって違和感が出てしまう事があります。
補修の違和感を払拭する為に、塗装でリペア工事を行う方法がありますが、塗膜が剥がれて余計に汚くなる危険性があります。また、高度な技術が必要な為、技術力が不足している職人が施工すると、余計に汚くなる可能性があります。
補修費用は、補修が必要な数や場所、様々な状況で大幅に変わってしまう為、概算でも算出は難しいです。
レンガ調の外壁は、レンガ調サイディングとレンガ調タイルや軽石などの2種類があります。
サイディングは、現在最も採用されている外壁材で、多種多様形状があり、安価な特徴があります。タイルや軽石は、既設の外壁材の上に貼って施工し、最もレンガに近い風合いができるといった利点があります。
■劣化症状と補修方法
レンガ調サイディングの劣化症状は、通常のサイディングと変わりません。シーリングの劣化やチョーキングの発生、ひび割れ、色褪せなどが起こります。補修方法は、塗装工事や貼り替えなど対応が可能です。
■補修料金
塗装は、塗料の種類にもよりますが、1平米当たり1,500~2,500円で施工が可能です。貼り替えは、1平米当たり8,000~10,000円程度の施工料金がかかります。
■劣化症状と補修方法
最も多い劣化症状は、紫外線によって目地の剥離やヒビ割れです。
次に多い劣化症状は、タイル自体の剥離や剥落などで、歩行者などに危害を加えてしまう事もあるので、注意が必要です。
補修方法は、目地の打ち替えやモルタルでの左官補修が一般的です。また、タイル専用の塗料で撥水効果を高めることも重要です。
タイル自体にひび割れや欠損、剥離がある場合は、貼り替えをオススメします。
本物のレンガは、独特の風合いを作れる点が魅力ですが、メンテナンスが非常に難しいデメリットがあります。そのため、レンガ調のサイディングがメンテナンスも安価で有用性も高いのでオススメします。
但し、どんな外壁材でも劣化がするので、定期的なメンテナンスを行いましょう。