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藤吉 崇史
近年、「DIY」という言葉がメディアやインターネット上を賑わしています。「DIY」は「Do It Yourself(自身でやろう)」の略語です。専門業者やプロに依頼するのではなく、自身で作ったり修繕したりするなど“日曜大工”を行うことを指します。
独自のアレンジを加えつつ楽しみながら塗装や製作を行うことができるので、世代を問わず人気を集めています。流行の真っ只中にあるDIYですが、実はいい面ばかりではないのです。
ここでは、DIYを行ううえで裏に潜む“危険”についてご紹介します。
DIYの人気の理由としては主に二つが挙げられます。それは、「費用の安さ」と「多様なアレンジ」です。業者に頼むことなく自分で作業を行うため、かかる費用は材料費だけと非常にリーズナブル。また、屋根や外壁の塗装においても、自分の好きな色やデザインに仕上げることができます。
楽しく自由に作業できることから人気のDIYですが、思わぬ落とし穴があることをご存じでしょうか?実際にDIYで屋根や外壁の塗装を行うとしたら、以下の4つの点に注意する必要があります。
一般の方が外壁や屋根を塗装するのは、危険を伴うため注意が必要です。
特に、屋根については梯子をかけて高所での作業となるので、落下やケガのリスクが高まります。経験を積んだプロの職人だとしても最大限注意を払いながら作業を行う必要がある、とても危険な作業なのです。
そうした危険を伴う作業を一般の方が行うとしたら、より一層の注意を払わなければならないでしょう。DIYによる外壁・屋根塗装は、常に事故の危険性があるということを意識することが重要です。
塗装業者に頼まずにご自身で作業を行う場合、どうしてもプロの職人が行う作業に比べてクオリティが落ちてしまい、見た目だけではなく耐久面においても不安を残すことになります。
特に外壁などの塗装の施工に関しては、とても奥が深く、そして大変難しいものです。
経験を積んだ職人から塗装について学んだとしても、綺麗に仕上げることが出来るようになるには何年もかかるとも言われており、たとえ綺麗に塗装できたとしても、耐久面や性能面で十分な効果を発揮するには高い技術力が必要となります。
屋根や外壁の塗装は広範囲に及ぶため、時間がかかるうえに体力を必要とします。プロでも数日程度かかる重労働なので、一般の方が行う場合はより多くの時間がかかってしまいます。
もしDIYする際は、しっかりとスケジューリングしたうえで作業を進めていくことが大切です。
塗装業者に作業を依頼する場合は、塗料が飛散しないように養生をするなど、トラブルを未然に防ぐ為の対策を必ず行います。そして万が一、不手際があった場合やトラブルが発生した際には、塗装業者に責任を取ってもらうことが出来ます。
ですが、一般の方がDIYで作業した場合、施工をしたご本人が責任を負わなければいけないため、塗装が失敗した時の補償を受けることが一切出来ません。
また、塗料の飛散や騒音によってご近所とトラブルになった際も業者の力を借りることができないので、個人として問題を解決しなければなりません。
DIYは自分自身で作業を行うからこそ、楽しさや自由さがあることは間違いありませんが、責任やリスクもすべて自分で負うことになります。
塗装を行ううえで十分な知識や技術を持ち合わせていれば問題無く施工は出来ますが、もしどこか不安な点がある場合には、後悔しない為にもプロの塗装業者に依頼すようにしましょう。
また、DIYで屋根や外壁の塗装を行うことは、一般の方にとっては“非常にハードルが高い作業”になりますので、しっかりと事故の危険性などを理解して注意を払う必要があります。