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山下 文佳
セミフロンスーパーマイルド2は、KFケミカル株式会社から発売されている無機塗料です。
最大の特徴は、2回塗りで仕上げられるという点です。通常の塗料は、下塗り・中塗り・上塗りの合計3回ですが、セミフロンスーパーマイルド2回塗りで人件費が抑えられるため、安く施工できます。施工単価は2,500円~3,300円/m2です。
このような方にオススメの塗料です。
・塗装後になるべく長持ちし、光沢が続く塗料を選びたい
・屋根や外壁に傷がつきにくい頑丈な塗装を施したい
・塗り替えのサイクルを長くしてライフサイクルコストを抑えたい
・火災に強く、人体にも害のない環境配慮型の塗料を選びたい
ここでは、セミフロンスーパーマイルド2の特徴や価格やについて説明していきます。
セミフロンスーパーマイルド2は、KFケミカル株式会社から発売されている無機塗料です。2019年現在より3~4年前に販売が開始されました。
最大の特徴は、2回塗りで仕上げられるという点です。通常の塗料は、下塗り・中塗り・上塗りの合計3回ですが、セミフロンスーパーマイルド2は下塗りに耐候性がある塗料を使うことで、中塗りを省いた2回塗りが標準仕様になっています。
「2回塗りだと耐久性は大丈夫なの?」と不安に思うかもしれませんが、大丈夫です。下塗りさえ耐候性のあるものをしっかりと塗装すれば、2回塗りも3回塗りも耐久性は変わらないです。
塗料自体は、フッ素塗料の方が高いのですが、塗る工程が1回少ないので人件費が抑えられます。そのため、トータルで見るとフッ素塗料よりセミフロンスーパーマイルド2の方が安くなこともあります。 ※フッ素塗料の商品により異なる
塗りにくいということはないです。塗ったら結構モッチリしているというか光沢があります。他の職人も「これは良い塗料だね」と言っていたことあります。
ハウスメーカー大東建託さんは、塗替え時にセミフロンスーパーマイルド2を使うことが多いです。
弱点があるとすれば、コーキングなどの高弾性の材料の上に塗ると、多少ヒビ割れが起こる不安はあります。塗替え時も新築時も同じです。
微弾性フィーラーを塗れるくらいの柔らかさはあるので、塗膜が固すぎるというわけではありませんが、コーキングの上の揺れを堪え切れるだけの柔らかさはありません。
ただ、今のシーリングだと、外壁の色に合わせてヒビ割れを目立たなくしているので、気にならない方なら問題はありません。または、耐久性の高いコーキング材を後打ちにする方法もあります。
カタログのスペックでは20~25年と書かれていますが、15~20年くらいが妥当です。
耐久年数 | 15~20年 |
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工事保証 | 10年 |
単価 | 2,500円~3,300円/m2 2~3回塗りの合計単価です。通常、下塗り・上塗りの2回塗り仕上げですが、劣化状況に応じて下塗りを2回行う場合があります。 |
料金 | 25坪:575,000円 30坪:660,000円 40坪:840,000円 50坪:1,000,000円 |
塗料のタイプは、水性と油性(溶剤)の両方あります。
塗替えができる下地ならどんなもので対応できます。窯業系や金属系のサイディングボードももちろんのこと、モルタル、コンクリートなどほとんど塗れます。下地シーラーとかバインダーとかは多少変わりますが、上塗りは一緒です。
ダイフレックスさんのダイヤスーパーセランフレックス、アステックさん無機ハイブリッドコートなど、日本ペイント、菊水化学工業からも無機塗料は出ていますが、少し値段が高いです。
下地によって適切なシーラーを使わなかった場合、膨れたりすることはあります。ただ、適切なシーラーを使えばそのような症状は起こりません。これは他の塗料にも言えることです。
長年紫外線を浴び続けていても、劣化や色あせがほとんどありません。美観と機能性が長持ちするのはうれしいかぎりです。
親水性が高いのでひび割れも汚れも抑えてくれてキレイが続きます。天気が悪くても「恵みの雨」が降るとポジティブになれます。
人体に影響があるような有害な化学物質を含んでいないので健康面も安心です。不燃性に優れ、火事になりにくい点もまた安心です。
独自の意匠性を新築の時とほぼ変わらない状態で保ってくれています。やっぱ見た目がキレイだとうれしくなっちゃいますね。
工期が短く、生活への影響が少ない点が素晴らしいですね。ただし、気軽に窓を開けたり、洗濯ができない日々が続くのが憂うつでした。
塗り替えの頻度が高くないから、トータルでかかる費用が抑えられます。ライフサイクルコストを意識している方にはおすすめです。