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藤吉 崇史
自動車を長く安全に利用するため、車検等のメンテナンスを行う様に、お家も長く安全に保つためにはメンテナンスが必須となります。
本来、新築で建てたれた時に塗装されている塗料は、約10~15年経過でメンテナンス(塗り替え)を想定されて建てられています。そのため、その時期からメンテナンスを始める事によって長く安全に住むことができます。
このページでは、お家を守る塗料の一例としてラジカル制御塗料について紹介いたします。
塗料には調色等のために、白色の顔料が使用されています。白色の顔料には酸化チタンが含まれており、この酸化チタンが紫外線・水・酸素の影響から劣化因子(ラジカル)を発生させます。
この劣化因子(ラジカル)は名前通り塗料の劣化を進行させる原因で、周囲の塗膜樹脂を傷つける性質を持っています。塗膜樹脂が傷つけられると劣化自体が進行し、塗膜が徐々に薄くなっていきます。
結果、塗料の劣化の一例でもある、外壁を触ったときに白い粉(粉化した塗料)がつくチョーキング現象が発生してしまします。
ラジカル制御塗料はこの現象を抑えるために、発生したラジカルを周囲の樹脂に触れさせない様、酸化チタンの周りにバリアーを形成させ、閉じ込める機能性塗料となっています。このバリアーで周囲の塗膜樹脂を守る仕組みとなっています。
また、バリアー外にラジカルが漏れてしまった時のために、添加材HALS(光安定剤)が入っています。HALSは漏れ出したラジカルを捕まえる役目をしており、バリアーとHALSの二段構えでラジカルを抑え込み、塗膜を守る塗料をラジカル制御塗料といいます。
劣化因子(ラジカル)を閉じ込め、周囲の塗膜樹脂に触れさせません。チョーキング現象の根本から起こりづらくする対策が施されていることです。
シリコン系の塗料と比較したとき、耐久が約シリコン系~フッ素系の中間で高耐久です。しかしながら、単価自体はシリコン系に近いお値段で提供ができます。
親水性が高く、汚れが付きにくい性質をしており、美観性に優れています。
デメリットは特にありません。
1,900~2,300円/m²です。
過去1年間に塗装した中で、グレード別の割合は、アクリル0%(ピュアアクリル:25%)、ウレタン0%、シリコン25%、ラジカル制御5%、フッ素3%、光触媒0%、無機塗料7%、無機ハイブリット系塗料35%です。
チョーキング現象を起こりにくくし、耐久性に優れています。その上、コストパフォーマンスの非常に優れておりますのでバランスが良い塗料です。
以上の事からコストパフォーマンスが良く、高耐久を希望される方にオススメです。
外壁用のアクリル樹脂のラジカル制御塗料です。屋根用にファインパーフェクトベストがあります。
シリコン樹脂です。弾性タイプのエスケー弾性プレミアムシリコン、弱溶剤タイプのエスケープレミアムNADシリコンなどの種類があります。
シリコン樹脂です。
ラジカル制御塗料は汚れにくいです。ラジカル制御の塗料は親水性に優れている性質を持っています。そのため壁と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを洗い流してくれる為、汚れに強い塗料となっています。
良い塗料です。また、ラジカル制御を利用した塗料は今も進化を続けております。
塗料劣化の根源から解決している塗料で、チョーキング現象の発生を抑えることができる塗料です。そのため、シリコン系~フッ素系の耐久塗料となっています。
さらに、価格帯的にも一般的なシリコン塗料に近いお値段なので、コスト的にも非常にオススメな塗料です。
また、2012年に最初のラジカル制御塗料が開発・販売(日本ペイント:パーフェクトトップ)されてから約7~8年経っています。その間に、様々な塗料メーカーがラジカル制御を応用して塗料を開発・販売しており、今も進化を続けており、メーカー問わずラジカル制御の技術は新しく開発される塗料の標準スペックになってきております。