塗装を行うとしたら、最初にどの箇所の施工を検討しますか？

どんな新築の物件でも経年とともに、外的環境にさらされることで外壁や屋根が劣化していくものです。さらには内壁も日々の暮らしの中で否が応でも汚れていきます。快適な環境を保つためには、定期的に塗装などで補修を行う必要があります。塗装には修繕や保護をする以外にも、外観をきれいにするという目的もあるのです。今回のコラムでは、まずどの箇所の塗装を検討すべきなのかについてアンケートで調べてみました。

【質問】

塗装を行うとしたら、最初にどの箇所の施工を検討しますか？

【回答数】

外壁：72人

屋根：17人

内壁：9人

付帯部：2人

【有効回答数】

100サンプル

重要なのは外観のきれいさ　外壁の回答者が7割超え

アンケートの結果、「外壁」と答えた方が7割以上になり、もっとも多い回答となりました。家における専有面積がもっとも多いということや、外壁がまず一番目につくという見た目の問題からも多くの方が外壁をファーストチョイスとしました。

◆一番外から目立つので、やはり最初は外壁から塗装してほしいと思います(50代/男性/自由業・フリーランス)

◆一番気になるところで、人の目も一番気になるところなので。塗装により一番目立つところでもあると思います(20代/女性/専業主婦)

◆やはり一番目につく場所なので。近所と比べて一目で自分の家とわかると、愛着もわくと思います(20代/女性/専業主婦)

◆塗り替えることで一番印象が良くなり、家が見違えたようにきれいになるのが外壁塗装だと思います(40代/女性/専業主婦)

理由の多くは、外壁が一番目立つ場所だからというもので、まず見た目の印象を気にする傾向があるようです。見違えたようになるとの理由もあり、外観の見た目を一新することによって気分的にもよいと感じているようですね。見た目がきれいなことで「我が家」という愛着がわくという人もいました。多くの場合、周りの人に与える印象を気にしている様子がうかがえました。

補修改善という意味では見えない箇所こそ必要との意見も

圧倒的多数を誇った「外壁」に次いで、二番目には「屋根」で17％、その次が「内壁」で9％、最後に「付帯部」で2％の順となりました。外壁を選ぶ人が多い中、その他の箇所を選んだ方はどんなことを考えているのでしょうか。チェックしてみましょう。

◆屋根は一番天候の影響を受けやすい場所でもあるし、雨水による被害が出ないようにメンテナンスしておきたいです(50代/男性/自由業・フリーランス)

◆屋根が天候に一番左右されそうな場所であるため。足場を組んで上から塗装した方がやりやすそうだと思います(40代/女性/専業主婦)

◆外壁がきれいになっても内側が古ければ住んでいていい気分がしないから、まずは内壁から取りかかりたいです(30代/女性/会社員)

◆まずは内壁の塗装を行うようにして、安心できたら外壁の塗装を行いたいです(30代/男性/会社員)

「屋根」とした理由の多くは、紫外線や風雨にさらされて酷使されている場所だからというもので、機能的な補修が大事であるとの認識からきているようです。「内壁」では、生活空間をきれいにしたいというもので、他人の目よりも自身へのメリットを考えている人が選択していました。また「付帯部」と回答した人は少数派でしたが、施工業者を見極めるために影響の少ない箇所から試したいと考えているようです。

塗装を行うことでご自宅も気分も一新

今回のアンケートでは、優先する塗装箇所として「外壁」がもっとも多い結果となりました。周りからの見た目を重視する方が多く、まず目につくという理由から外壁をきれいにしたい方が多数派でした。

一方、「屋根」と回答した方は、天候の影響を受けての傷みや劣化を補修する必要性を感じているようであり、機能性を重視していることがうかがえます。さらに「内壁」と答えた方は、居住空間をきれいにしておきたいという考えのようです。どちらにしても塗装によって住まいをきれいにすることで気分的にもいい影響を与えると考える人が多く、補修とともに住む人の気持ちをリフレッシュするという意味でも必要な施工かもしれませんね。

■調査地域：全国

■調査対象：年齢不問・男女

■調査期間：2015年05月12日～2015年05月26日

■有効回答数：100サンプル