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吉田 翼
屋上の場合は歩行しないことがほとんどなので、紫外線等による影響が主な劣化原因となります。
ですが、ベランダ等は歩行する機会も多いため、紫外線だけではなく、歩行時の摩耗によっても劣化が進行し、防水層に大きな負担がかかってしまいます。
こちらのページでは、防水層の剥がれの原因と防水層の補修方法をご紹介させて頂きます。
防水層の剥がれとは、防水膜が下地あるいは前回の防水層から浮いている状態のことです。また、剥がれが起きている場合は、防水膜の亀裂やめくれも発生している可能性があります。
剥がれが発生する原因は、紫外線や雨水による影響の他、歩行時の摩耗などが要因として挙げられます。
防水層の剥がれを放置していると剥がれた部分から雨水が浸入し、やがて雨漏りに発展してしまいます。そのため、剥がれが見られる場合は早めのメンテナンスが重要です。
また、雨漏りが発生している場合は、表層部の工事だけで終わらず、下地工事が必要になるケースもございます。
できるだけ費用を抑えるためにも、放置はせずに適切なメンテナンスを行うことが大切です。
トップコートを要する防水工法の場合は、定期的なトップコートの塗装をお勧めいたします。
トップコートとは、防水層を紫外線から守る役割がある塗料で、ウレタン防水などの塗膜系の防水を施工する際に、最後の工程で塗装されるものです。
そして、トップコートの塗り替えは、防水層の保護機能を維持することにも繋がり、結果的に防水層の寿命を延ばせるメリットもあります。
トップコートの寿命は約5年のため、5年を目安に塗り替えるのが理想的です。
防水層の剥がれを補修する方法は、防水の工法によって異なります。
シート防水の場合はパッチ補修が一般的な補修方法になり、塗膜系の防水の場合は、部分撤去後に部分的に塗膜防水を施工する方法で補修を行います。
パッチ補修とは、破損個所に合わせてカットした防水シートを上から貼り付ける方法で、部分的に生じた剥がれや破れを補修する際に有効な手段です。
防水層の剥がれを補修する費用は面積や状況により様々ですが、概算で5万円~10万円程度です。
防水工事の場合、部分補修では根本的解決にならないので、基本的には補修でなく防水層全体を施工し直す方法をお勧めいたします。
また、下地への影響が出る前に防水改修を早めに行う事で、内部への被害を防げたり、トータルコストの削減にも繋がります。
業者によって補修方法や金額は異なりますので、防水のメンテナンスを行う時は複数の見積を取り、様々な会社の意見を聞くことが大切です。