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島津 奨
漆喰は、馴染みが無い方がほとんどだと思いますが、昔から使われている歴史のある建材で、あらゆるところに使用されています。正しいメンテナンス方法や手直しをすることで、建物をより良い状態で長く住み続けることが可能になります。
このページでは、漆喰の特徴や施工方法、費用相場、メンテナンス方法についてご紹介しています。
漆喰は、消石灰が主原料の建材で、日本古来からお城や民家の壁、瓦屋根の隙間などに使われています。内装の壁に塗ることも可能で、天井にも使われています。
職人がコテで塗って施工を行うため、高い技術力が必要ですが、デザイン性が高い柄に仕上がることができます。
漆喰は、下記のメリットがあります。
・高耐久
・耐火性に優れている
・調湿性能の優れている
・抗菌性
・調湿効果
・結露予防
・不燃性
・消臭効果
漆喰は、下記のデメリットがあります。
・施工費が高い
・施工できる業者が少なくなっている
・ひび割れが起こる可能性がある
・汚れが付着した時に目立つ
既存の漆喰に塗装する場合は、漆喰専用の塗料を使用する事が重要です。外壁用の塗料で塗装すると、1~2年程で剥がれてしまう可能性があります。
代表的な漆喰専用の塗料は、関西ペイントのアレスシックイや、日本ペイントのケンエースなどが挙げられます。
その中でも、関西ペイントのアレスシックイは、ローラー等の一般的な塗装方法で施工が可能なので、オススメです。
施工単価は、1㎡あたり3,000~3,500円程度が相場です。
モルタルなどの下地に漆喰を施工する場合は、職人の技量によって仕上がりが左右され、3日~7日程度の工期が必要です、
現在は、技術力の高い左官職人が少なくなっているので、どんな職人が施工するのかを把握したうえで依頼するのが大切です。
施工単価は、1㎡あたり6,000~10,000円が相場です。
漆喰風の塗料は、アイカ工業のジョリパットという製品が有名です。
ジョリパッドは、漆喰と同様にコテ等で塗っていくので、様々なデザインを施工することが可能です。また、色が豊富にあるので、デザイン性が非常に高い特徴があります。
施工単価は、3,500~7,000円で、耐久年数は50~60年程度です。但し、立地状況等によって、耐久性が変動しますので、クラックや色褪せがある場合は、点検をオススメします。
引っ掻き傷や物が当たった時の汚れ、手垢などは、消しゴムで擦れば簡単に落とすことができます。
消しゴムで消すことが出来なかった場合は、激落ちくんなどの、水に濡らすして使うスポンジで擦れば、汚れを落とすことができます。
カビや黒ずみなどのしつこい汚れは、漂白剤や重曹で綺麗にすることができます。汚れている箇所に漂白剤を染み込ませ、水で流して拭き取れば汚れを落とすことができます。
消しゴムや漂白剤を使っても汚れが落ちなかった場合は、塗り直しオススメします。
漆喰は、耐久年数が長く、防火性や調湿性にが高い優れた建材です。但し、施工費用が高く、施工できる業者が少なくなってきており、安い業者は、「なぜ安いのか」それなりの理由があるので、注意が必要です。
塗装やリフォームをする際は、適切な施工やメンテナンスを理解している業者に依頼するのをオススメします。